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DIMPLE Miniについて Ⅱ-2

いろいろ取材を受けた中で一番印象にのこっている雑誌・取材は
ミニファイル〈2〉」と言う本です。
この雑誌は全国の有名・無名ショップの代表するMini一台を無料で掲載してもらえるという本で、
かなり多くのMiniが掲載されていて、モディファイ・ドレスアップにはとても参考になる本です。

その「ミニファイル〈2〉」の撮影の時。

短い時間でしたが(記事を書く)ライターの方が私のMiniを
「このシートいい!」「このボンネット・・見たことないかっこいい」等々、
お世辞には思えないほどと大絶賛してくれて撮影を終え、本が発売されるわけですが…

それでお終いだと思っていた矢先に、代理店の方から一本の電話が入って
「ふじいさんのMiniを雑誌で特集を組みたい。MINI FILE2のライターが気にいって押したみたいですよ」と。。。

特集??一冊の本に10台しか載らないのに、そのうちの1台に??
なんとカラーとモノクロ合わせて7ページもあるんですよ。!

自分のMiniが雑誌で特集組んでもらえるなんてそうそうありません。
嬉しい反面、もっとお金のかかったかっこいいMiniなんていっぱいあるのに・・自分のでいいのかな?と思ったり…

でももう企画も通って変更できないと言われOKしました。

「MINIFILE2」の時と同じライターの方とカメラマンの方(女性)が来られて
宝ヶ池国際会議場で丸一日かけて撮影しました。

その本がこちら。「ミニカスタマイジングファイル」です。

まぁびっくりしましたね。
こんなに格好いいアングルで撮ってあるMiniは初めて見ました。
カメラマンの方に連絡して、そのポジフィルムを頂き引き延ばして店の一番高いところに飾ってあります。

ムック本なので発売から10年経った今も本屋に並んでいて、たまに手に取りページを開いてはニヤニヤしてるのは私です(笑)

DIMPLE MiniについてⅡ

今日は「DIMPLE Mini」の歴史について。

このミニと出会って今年で20年になります。
きっかけは以前に勤めていたクルマ屋での事でした。

その店の社長が販売用のMiniを3台仕入れてきて、私にこう言いました。
「3台の内2台そこそこの値段で売れたら残りの一台あげるわ」
そりゃ頑張りましたね。速攻で2台売ってめでたく自分のMiniとなったわけですが…

一番ボロっちいのが残ってしまいました。
床は手のひら位の穴が開き、リアは凹み…ボディはサビサビ・ハゲハゲ…

でも給料が入る度にコツコツと部品を買い、塗装して頑張って直していきました。

その頃はドレスアップとかモディファイとかあまり考える余裕がなかったですね。
最初から外装・内装ともにMK-Ⅰ風仕様だったのでその辺は楽だったと言う事もあります。

劇的に色々と変わっていったのはこの店を始めてから。

その頃から従来のMiniのドレスアップについて疑問を感じていました。
ドレスアップというと決まって「MK-Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ仕様」どれにするか?
しか選択肢が無くしかも「MK-Ⅰ仕様ならグリルはこれ、テールはこれ、シート柄はこれ、バッチはこれ、これはおかしいから格好悪い」
と勧めるショップが多く、それを鵜呑みにしているお客さんが大半でした。

「みんな同じ仕様になってしまうし、せっかく個性的なクルマに乗ってるのに、個性も生かされないし面白くない」
「もっと自由にパーツを選んで付けて欲しい。」
と思うようになり、店の方針も「感性を生かしてドレスアップ・モディファイをすること」を全面に出してお客さんのMiniもそうしていきました。

そうやって作っていった「DIMPLE Mini」は
その当時の集大成として店のデモカーとしてモディファイコンテストや多くの雑誌の取材を受けるようになりました。

長くなりそうなのでⅡ-2へ続きます。

DIMPLE Miniについて

店の隣のガレージに長い間ひっそり佇んでいるミニについて書きたいと思います。

1982年式「Mini1000 E」ドイツ仕様の為左ハンドル
DIMPLEのコンセプトカーです。(でした)

今の場所を占領して、かれこれ5年位は経過していると思います。

ある時、ミニに載っていたエンジン(1000CCで作ったチューニングエンジン)をお客さんがどうしても売って欲しいと言うことで、それを譲り
違う別の1000ccのエンジンをチューニングして、載せようと思ったとき…「ついでに配線も古くなってるから引き直そう」と思ったのが
放置プレイの始まりでした。

やろうとしていたことは、メインハーネス(ヘッドライト・スターターなど)と室内側のハーネスの総交換。
コツコツと早く仕事が終わったときや、暇なときに時間を見てやっていたのですが、店をやっている以上お客さんの車が仕事で入ってたら
自分のクルマは後回し。当然です。

そのうちもの凄く忙しくなり・・・時間に追われ・・・やりかけていたモチベーションは下がり・・・
また取りかかるも、忙しくなり・・・時間に追われ・・(幾度となくこれを繰り返していました)

仕事ならそんなこと言ってられないんですが、自分のクルマとなると…
料理人の知り合いが「家では一切料理しない」と言っていたのを思い出しました。。

自分のクルマをいじる時って言うのは、モチベーションが高いときしか無理なんですね。。私の場合。
性格の問題かもしれないですね。

毎年近いお客さんには、「今年こそは直すよ。復活させるよ」と言っていましたが今ひとつモチベーションが上がらず…
相当な月日が流れてしまいました。

新しいミニを最初からモディファイした方がいいんじゃない?
ちよく言われますが、私にとってはミニを始めた時から苦楽ずっと共にしてきたクルマ。
愛着という簡単な言葉では済まされないんですよね。違うミニでは意味がない。と思っています。

ここ最近、店を始めた頃の話をお客さんにする機会が多くあり
その頃の事を思い出して懐かしんでいたのですが、話をする度にこのミニが出てくるんですよね。

『やっぱり、このミニが無いとダメだ。直そう』と思うようになり、いまどのようなモディファイをするか
色々と模索中です。

ボディの錆びやら、エンジンのオーバーホールなどなど・・途中になっていた配線ハーネスの総交換。
と作業は山積みなので、完成はいつになるか皆目分からない状態ですが、経過はこのブログを通じてお知らせしていきたいと思います。

次回は[DIMPLEMiniの歴史について]・・です。
(そんな大したモノではないですが…)

【DIMPLE Mini】復活計画 その1

店の隣のガレージに寂しそうに佇んでいる、水色のMini。
コイツの話はお客さんにはいつもしていますが…

そろそろ復活させてあげよう!
温めていたプランも温まりすぎてしまいそうなので…(笑)

復活計画の詳しい話は又の機会に書くとして・・

よし!まずは第一弾。
【場所作りの為のガラクタ整理】

まずは、ガレージ内を綺麗しないと。
ついでに倉庫と店の中のガラクタも。

「これ使えそうやから置いておこう」
傷んだ部品も、「お客さんに説明するとき便利そうだから・・」
「これも・・あれも・・」
そんな風にして、何年か前に取り置きしたものの一度も使わなかった物が
それが溜まりすぎて借りている倉庫も足の踏み場も無いほどになっています。

よほどの物で無い限り捨てる決意をして、選別していきました。
出るわ出るわ…
傷んだ1000ccの中古エンジン数機(1300なら置いておくんですけどね・・)
割れたミッションケース
ゆがんだアンダーガード&サブフレーム(痛々しいです><)
痛んだピストン
汚いシート
ブレーキディスクが20枚・・
純正のマフラーやショック達…等々

隣のガレージがゴミの山になるほど凄い量でした
その量なんと!
4tトラックの荷台に平積みで満載!

店の中、ガレージ、倉庫、かなりすっきりしました^^

つぎのステップは、ガレージ内で場所を移動したいので
もう一台の部品取りのMiniを捨てる事。

今取りかかってる作業が一段落したら取りかかろうと思っています。

温か~く見守って下さい。

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